Philosophy&Thoughts: 哲学嫌いの人のための哲学者は? ver. 3

全般的に修正して加筆しました。誤字、脱字、わかりにくいところがあると思いますが、適宜修正します。 I.何をする?   Mediumの哲学関連の記事については、ほとんどコメントはしませんでしたが、昔読んだ哲学者が並んだ記事がありましたのでコメントします。わかる範囲での感想です。   II.哲学を嫌いな人にお勧めの哲学者はだれ?   哲学を嫌いな人はにお勧め哲学者が紹介されています。   If You Hate Philosophy There is a Good Chance You Will Be Part of Its History   取…

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Philosophy&Thouthts: 歎異抄5章の解釈

I.何が問題   たまたま、吉本隆明「永遠と現在−親鸞の語録から」(『最後の親鸞』所収)を読んでいて、引用されている『歎異抄』5章の解釈が分からなかったので考えました。 ちなみに、仕事をやめたときほとんどの本を捨てたのですが、偶然残っている本をなにとはなしに手にとりました。 インターネットで少し調べただけですが、この箇所はわかりにくい?ので、いろいろに解釈されています。 『歎異抄』の原文は次です。 親鸞は父母の孝養のためとて念仏、一返にても申したることいまだ候わず。 そのゆえは、一切の有情は皆もって世々生々の父母兄弟なり。 いずれもいずれも、この順次生に仏に成りて助け候べきなり。 わ…

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Philosopy&Thoughts: 論理的に考える1 ver. 1

I.論理的に考えるとは?   以前に「論理的に考える」ことについて書きました。今読み返すと、間違っていた点、不十分な点もあるので、現在の考えをまとめます。 自分ではヴィトゲンシュタイン的に考えたつもりですが、哲学書を読み返して書いているわけではないので、かなりアバウトな議論になります。 私にとって「論理的」というと、留学生の日本語の授業です。数年間留学生に日本語能力試験の受験対策の日本語を教えました。 課題文の理解で、まず、重要なのが論理語を見つけ出すということです。 日本文をみると、同じ働きをする単語が並んでいるように見えますが、論理語は他の語と異なった働きをしています。これを理…

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Philosophy&Thoughts: ヴィトゲンシュタインを読む2_Philosophische Untersuchungen 270

Wittgensteinの『哲学探求』を読み始めましたが、友人に紹介された論文に270節についての議論がありましたので、途中をとばして270節を読みました。 第270節は有名な箇所で、私的言語を批判する議論の中の一部です。間違っているかもしれませんが、理解した点をメモしておきます。   I.ヴィトゲンシュタインの私的言語批判   私の痛みを「E」と名付けたとして、その痛みが生じた時「E」と叫ぶことにします。 「E」の意味は私のあの個人的な痛みだと考えたくなりますが、これが間違えだとヴィトゲンシュタインは主張します。。 ヴィトゲンシュタインの考えはおかしいようと思うかもしれま…

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Philosophy&Thoughts: 『シーシュポスの神話』

カミュ『シーシュポスの神話』(Le Mythe de Sisyphe)のメモです。     作者紹介   アルベール・カミュ(ウィキペディア)   著作解説   The Myth of Sisyphus (Wikipedia) 大変わかりやすい解説で、4章の概要がわかります。   原文および英訳 Le Mythe de Sisyphe The Myth Of Sisyphus And Other Essays   コメント   大学の時、第二外国語はフランス語でした。哲学専攻でしたからラテン語も学びました。大学院の…

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Philosophy&Thoughts: 矛盾を認めるとなぜ困る?

最近友人と哲学的議論になりました。昔を思い出しながらの議論なので、確認のため昔習ったことを思い出してメモしておきます。   I.矛盾は困る   ヘーゲルやマルクスは矛盾は発展の原動力だと考えました。 その矛盾が論理学でいう矛盾かどうかは、議論のあるところでしょう。 ふつう論理学者は矛盾を決して認めません。簡単に証明できることですが、矛盾を認めるとあらゆる命題が真になってします。     II.どうしても矛盾を認めたいなら   任意の命題が真になるとヘーゲルもマルクスも困るでしょうから、どうしても矛盾を認めたいなら、私が思いつくのは次の三つです。…

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Philosophy&Thoughts: 現代論理学における矛盾について

現代論理学の矛盾概念についてわかりやすく説明されていましたのでコメントします。   3. Contradictions (A and not-A)   I.形式論理学における矛盾   上の文書の前半部分ですが、矛盾するものは両立しないということを真理表で説明しています。   Q、Rは論理的に矛盾しないが、真理表で真の場合を排除できるので矛盾している。 次のように説明されています。   But in our case, the top line of the truth table doesn’t apply, since our two cla…

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Philosophy&Thoughts: フレーゲ、ラッセル、ヴィトゲンシュタインの「意味」とは? ver. 2

I.「意味」について考える意味   「意味」という語は様々に用いられます。その全てを説明するのは至難の技であることはだれでもわかります。 そこで、哲学では単純で文の語や文の意味をまず明らかにしようとします。特に20世紀後半の言語論的転回以降は言語の分析により哲学的問題を解決しようとする傾向が強くなりました。 文の「意味」だけを考えることに異論を持つ人も多いでしょう。たとえば、「人生の意味」というときの「意味」は文について述べているようには思えません。そのほか、文と関わらない場面で「意味」が用いられる場面を数え上げればきりがないでしょう。 しかし、そのような事情があるからといって、文の…

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Philosophy&Thoughts: Fregeの意味論を図に描く

ドイツの哲学者Gottlob Frege(1848-1925)は記号論理学の基礎を築いた人物で、ヴィトゲンシュタインに多大な影響を与えました。 最近、何度か意味について友人と話す機会がありましたが、哲学についてここ20年ほどあまり考えてこなかったので、自分自身の主張をはっきりに述べるためにも、フレーゲの意味論をまとめておきたいと思いました。 大学院で“Sinn und Bedeutung”について議論したことを思い出してまとめただけで、原典にあたっていないいい加減なものですが、理解の助けにはなると思います。 ちなみに、下の図はSketchBookで描きました。きれいに描…

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Philosophy&Thoughts: 梅原猛訳『歎異抄』

経済学部で学生の読書を推進する「読書マラソン」というMOODLEを利用した読書推進コースがありました。そこに掲載した私の本の推薦文ををここに転載します。   梅原猛訳『歎異抄』(講談社学術文庫) 浄土真宗(じょうどしんしゅう)は、悪人正機説や他力本願などの教えで知られているが、『歎異抄』は、その開祖の親鸞(しんらん)の説を弟子の唯円がまとめたものである。 悪 人正機説や他力本願を、悪い者ほど救われる、自分でせずにまかせてしまおうと読むと、かなりあやしい主張になるが、自分の中にある根源的な悪と向き合うこ と、自分の絶対的な無力に気づくことと言い直すと、ちょっと読んでみようという人も出て…

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