Inspiration: 試験結果による適正なクラス分け

I.クラス分け問題

 

退職前の数年、入学時の留学生日本語学力試験を担当しました。

日本語学力試験の試験結果によって日本語のクラスをわけますが、試験の配点によってクラスの構成は大きく変わります。適切なクラス分けについて悩みました。

 

四日市大学における教育の ICT 化

 

ひょとすると、項目反応理論(IRT)による配点適正化理論としてすでに解決されているのかもしれませんが、私は情報をもっていません。

一般に、これまでは試験実施者が適当に問題をグループ化し、実施者の感じる「難易度」によって配点を決めてきましたが、IRTによって「受験者サイドの試験」が実現できる可能性があります。

 

条件

  1. 日本語学力試験を実施した。
  2. 受験者46人の各問題に対する選択項目のデータがあり、項目反応理論(IRT)を適応できる。
  3. 日本語試験は100点満点、漢字問題は25問、読解および文法問題は20問である。

 

課題

  1. 留学生46人を日本語試験の適正な成績順に5クラスにわける。

 

解決法

  1. 日本語試験が留学生の学力を適切に評価していると仮定して配点を適正化し、その得点をもとにクラス分けする。
  2. 漢字力は、中国からの留学生と非漢字圏の留学生にははっきりとした差がある。漢字問題とそのほかの問題との配点割合を決定し、核問題の配点を適正化し、その得点をもとにクラス分けする。

 

疑問点

1について

IRTによって各問題の選択項目の分布を試験全体の得点との関連で評価できるので、試験の点数の高い者が正解が少なく、試験の点数の低いものが正解する問題は、不適切な問題として排除することができる。その逆も同様。

これを応用して、IRTに基づいて配点を適正化する一般理論は可能か?すでに存在するか?

ただし、2に述べるように先に問題をグループ化すると適正配点は異なってくる?

 

2について

漢字問題の配点割合は、漢字力をどの程度重視するかによって任意に設定される。漢字問題の配点を25/45より単純に 55.5%とするか、それとも 40%と するか、30%とするかによって、成績の順位は変わるのでクラスのメンバーも違ってくる。

漢字問題の配点割合を決めて、IRTを利用して配点を適正化する一般理論は可能か?

About shibatau

I was born and grown up in Kyoto. I studied western philosophy at the University and specialized in analytic philosophy, especially Ludwig Wittgenstein at the postgraduate school. I'm interested in new technology, especially machine learning and have been learning R language for two years and began to learn Python last summer. Listening toParamore, Sia, Amazarashi and MIyuki Nakajima. Favorite movies I've recently seen: "FREEHELD". Favorite actors and actresses: Anthony Hopkins, Denzel Washington, Ellen Page, Meryl Streep, Mia Wasikowska and Robert DeNiro. Favorite books: Fyodor Mikhailovich Dostoyevsky, "The Karamazov Brothers", Shinran, "Lamentations of Divergences". Favorite phrase: Salvation by Faith. Twitter: @shibatau

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